• 2025年3月13日
  • 2025年3月14日

心不全治療に4つの基本治療薬:ファンタスティック・フォー

心不全に対する薬物治療については、近年飛躍的に進歩しています。

心臓の収縮力が低下した心不全治療に対して、早期から導入を検討すべき薬としてファンタスティック・フォーが提唱されています。

最初に聞いたときは、若干の違和感はあったものの(アメリカンコミックのパクリ?)、今では循環器専門医の間では、定着した言葉となりました。

その4つの薬とは、

  • SGLT2阻害薬:(フォシーガ® ジャディアンス®)糖尿病や腎不全にも使用。
  • ARNI(エンレスト®):腎保護作用あり。2020年発売の比較的新しい薬。
  • β遮断薬:アーチスト®(カルベジロール) メインテート®(ビソプロロール)など
  • ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬:アルダクトン®(スピロノラクトン) セララ®(エプレレノン)など

まだ他の薬剤もありますが、循環器内科医としては、血圧や腎機能・電解質異常(特にカリウム)などに注意しながら、いかにこの4剤を導入するかが腕の見せ所となります。

全ての薬を飲まないといけないわけではありませんが、心不全と診断されているのに、上記の薬が1つも入ってないと “なんで?”と専門医としては思います。当院では、該当する患者さんには積極的に下記の処方を導入し、生命予後を改善するように取り組んでいます。

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