- 2025年12月31日
私は、発作性上室頻拍(不整脈)をもっています。
中学生くらいの頃から、急に脈が速くなるのを自覚していましたが、高校入学したばかりの授業開始時の“起立、礼、着席”の着席時の軽い衝撃で発作が始まりました。
この不整脈は、突然始まる激しい動悸が特徴で、私の脈は約200回/分程度あり、動悸と倦怠感と大きな不安に襲われたのを覚えています。
保健室でしばらく安静にしていても治まらず、最寄りのクリニックを受診しましたが、循環器の先生ではなかったため、適切な治療もされずに、結局は自分で治しました。
以後この不整脈とは30年以上のお付き合いをしています。私の場合は、激しい運動や飲酒、不眠、忙しいときに発作が起こりやすく、軽い衝撃で発作が誘発されます。
患者さんのカテーテル治療中になったりと、悩まされてきました(この時は手も使えないので、うずくまって下記の息こらえで治しました)。
発作時の対応は以下の2つです。
- 冷水(お茶でもスポーツドリンクでも可)を繰り返し、ごくごくと飲む
- 息こらえ(Valsalva手技):大きく息を吸って止めた状態で、軽く前傾姿勢をとります。
いずれも迷走神経を刺激することで、正常な脈にもどすことが期待できます。経験上ほとんどはこの2つの対応で治ることが多いのですが、それでも治らなければ、カルシウム拮抗薬(ワソラン®)などの内服や、点滴することで治ります。
患者さんには、上記2つのことを10分程度繰り返しても発作が治まらなければ、薬を飲むように指導しています。驚いて救急車を呼ばれる方もおられますが、命に関わることはありませんので、冷静に対応するようにお話しています。
また発作予防の内服薬として、カルシウム拮抗薬やβ遮断薬も有効です。 発作を繰り返して、日常生活に支障がある場合は、カテーテルアブレーション治療をお勧めしています。
近くでは姫路赤十字病院や兵庫県立はりま姫路総合医療センターなどで治療することができます。気になる方はご相談ください。
写真は先日2歳になったうちのワンコです。
