• 2024年6月3日

脂肪肝を放置していませんか?あなたの肝臓は硬くなっていませんか?エコーで、肝臓の硬さをチェック(エラストグラフィー検査)できます!

肝臓は、肝炎ウイルス感染やアルコール摂取により、肝臓の線維化が進み、硬くなります。線維化の程度を把握するには、いくつかの方法がありますが、外来にて簡便に測定できる検査の1つに、エラストグラフィー検査があります。

肝臓の線維化が進行すると、肝機能に支障をきたし肝不全が進むことや、肝臓がんのリスクが高まることがわかっています。

また肝臓の脂肪化は、肥満や糖尿病の合併、アルコール摂取などにより生じることが多いですが、肝細胞に脂肪化があると病気の進行が早く、肝臓がんの発がんリスクが高まることもわかっています。

肝臓の線維化・脂肪化などを正確に評価するためには、肝生検が必要となりますが、肝生検は入院が必要であり、肝臓に針を刺すというリスクを伴うため、簡単にお勧めできる検査ではありません。

エラストグラフィー検査は、腹部エコー検査の延長で施行することができます。当院では、腹部エコー検査にて脂肪肝を認める方には、同時に測定することが多いです。検査時間もプラス5分程度あれば、測定することができます。部位を変えて5回測定して、その平均値を計算しています。

肝臓の硬さを数値で表すことができますので、ダイエットの成果や治療効果がわかりやすく、患者さんのモチベーションアップにもつながると考えています。 特に予約する必要もありませんので、脂肪肝が気になるかたは気軽にご相談ください。

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