• 2024年7月27日
  • 2024年7月21日

皮膚科医に負けない?白癬菌(爪水虫・足水虫)診断

開業する前も、開業してからもたくさんの足を診療しています。

その中でも、時折難しいのが白癬菌(水虫)の診断です。

病院勤務の時は、白癬菌の診断は検査技師さん任せでした。私は検体採取をして、それをスピッツに入れておけば、技師さんが顕微鏡で白癬菌を探してくれる仕組みです。

開業前には、少し悩みました。“内科・循環器内科”で開業して、それなりに忙しくなると思われるのに、水虫の診断や治療なんかをしている場合なのだろうかと(笑)。皮膚科の先生にお任せすれば良いのではないかと。

普通の内科医なら悩むところではないのですが、なにせ“あし”の診療を得意とする循環器内科医ですので、できるだけ足の問題は自院ですべて解決してあげたいと考えたのでした。

というわけで、開業前にクリニックからも近い、青山にある兵庫県臨床検査研究所(兵庫臨床)さんに赴き、検査技師さんから白癬菌の診断について手ほどきを受けてまいりました。開業してから、なかなか白癬菌を見つけることができず試行錯誤しておりましたが、最近はコツをつかんだようで、連続で白癬菌の診断に成功しています。

先日“2か所の皮膚科を受診しても水虫菌がでなかったんです”と言われる患者さんが来院されました。一見すると、確かにこれは水虫ではないかもしれないと思いながらも、水虫の検査は取りあえずしますねーと言いながら検体をあちこちからしつこく採取しました。

診療が終わって、検査技師さんから“先生、白癬菌いましたよー”と(最近は技師さんが先に見てくれています)。おー!確かにたくさん白癬菌が確認できました。やはりしつこく色んな場所から検体を採取するのが、良いみたいです。

というわけで、白癬菌の診断は、皮膚科医にも負けてない?かもしれない(笑)

足のお悩み、できるだけ当クリニックで解決いたしますので、ご相談ください。 ではまた!

こうの内科・循環器内科 079‐290‐8266 ホームページ